昔々、マットレスは獣毛やウール、綿など、荷重がかかると圧縮される素材で作られていました。そのマットレスに横たわると、特に加重がかかる真ん中(腰部)がたるみ、まるでハンモックで寝ているような姿勢になりました。背中や首の痛みに悩むようになった人々は、腰部が弛まないよう、身体を支えるためにマットレスの下に板を置いて眠るようになりました。これが「THE MYTH OF THE HARD BED / ハードベッド信仰」のはじまりです。
以降、長年、マットレスは硬いほうが良いと信じられてきました。多くの人は、腰痛に最適なマットレスを選ぶ際に「サポート」=「硬い」、また「心地よさ」=「柔らかさ」だと考えがちです。しかし一番重要なのは、「マットレスが背骨をどのように支えているか」をチェックすることです。背骨が適切な位置で支えられることにより、背中の筋肉もリラックスした状態を保つことができます。本当の快適と健康を手に入れるためにはこれが不可欠です。
© Luca inc. All Right Reserved.